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人材

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オリンピック競技で結果を出せなかったナショナルチームの監督などは責任を取る形だったり、任期が満了となり辞めていくが、今回のオリンピックでも競技によっては既に後継者を巡り噂が飛び交っている。
そんな中で、一昨日に不甲斐ない負け方をした女子バレーボールは早くも中田監督の後任候補として吉原知子の名前が新聞に出ていた。協会のコメントが出ていないから確証はないが、正直言って期待はずれであった。
バレーボールは男女共に出場したが、前評判が高かったのは女子の方であり、男子に至ってはメダル候補はおろか予選リーグ止まりと見られていた。実際には古い戦術に拘った女子が予選リーグで敗退し男子は予選を突破した。しばらくの間オリンピックにでさえ出場が出来なかった男子の躍進には驚いたが、背景には世界に対抗するための打ち手を行っており、フランス人コーチを招聘して決め細かな采配と膨大なデータ分析にに基づいた施策が実を結んだと言える。
時間をかけて実績を積み上げている男子はこのままの体制で更なる飛躍が期待できるが、女子は抜本的に協会幹部らの考え方を刷新しない限り復活はないだろう。理由は吉原知子という人物にあるのだが、好き嫌いは別としても彼女にそもそも今回の女子の結果を振り返って今後の女子バレーをどうやって変えて行き。どのようなチームにしていきたいか聞いてみたい。報道によれば現役時代は「優勝請負人」とかのニックネームがあったそうだが、チーム遍歴もやたら多く所属チームと何かと揉めてたことも新聞で読んだことがある。要するに我が強いタイプのようだ。更に世代も先代の中田監督とも近く、繋がりも強いだろうから指導内容も昔ながらの根性論を全面に出してきそうだ。
まだ当人に決まったわけではないから何とも言えないが、どうしてもここら辺の世代は信じがたくもっと外部から人材を招聘したり出来ないものかと思ってしまう。いずれ誰がなったとしても今までのバレーでは所詮国内止まりであり結果は出せないだろう。男子のように世界の兆候を見極め対応していかなければ取り残されてしまうだろう。
by water-ringo | 2021-08-04 07:21 | 日々雑感
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