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作戦

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オリンピック期間中に東京のコロナ感染者は5000人を超えていよいよこれまで経験したことの無い未知の領域へ踏み込んでしまった。こうなったら東京を始め首都圏の感染増加はもはや止めることは出来ないだろう。
これ迄も幾度にも渡る緊急事態宣言が出されてきたが、素人の目線で見ても東京の対策は甘すぎるし、都民もコロナ慣れのせいか慌てる様子もなく且つ危機感さえ漂っていないから減らないのは当たり前で、肝心な時には都知事は姿を隠して本腰を入れずオリンピック開催に目先を変えるなどリーダー失格の行動を起こしている。これでは都民の気持ちは益々離れていく筈である。
しかも政府に至っては、お盆休みは帰省せず会合もするな等の能天気な無茶振りをお願いする始末だ。ついこの間までオリンピックを開催していたのにだ。全くもって理不尽であり矛盾している。
ワクチン接種は何が原因か分からないまま肝心のワクチン自体が不足するなど話しにならない状態が続き、追加量も各自治体が要求する量までは不足している状況だ。イスラエルでは既に3回目の接種が始まっているというのにだ。
しかしながら、全国各地の自治体も試行錯誤し、ワクチン接種の順番を見直し始めているのも事実で、福島市などは20代から追加接種を行うと発表した。これはなかなかの英断であり、世の中の流れやこの先を見通した有効な策でないだろうか。
体の抵抗力が弱くなので重症化しやすい、病気持ち等の理由から65歳以上から当初はワクチン接種は優先されたが、よくよく考えてみるとそれは間違った選択である。政府はコロナと共存しつつ経済も回さなければならず必ずしも65歳以上から行ったとしても経済は再建しない。むしろ働き盛りの40代から学生等の世代である20代までを絞り込んで最初から接種すべきであった。こうすれば今よりは経済も回り、学生等は貴重な学生生活と就職活動が出来たのではないか。
マスコミは若い世代のコロナ禍における非常識な行動をよく報道するが、これはごく限られたモノ達であり、逆に年寄り達の無謀な行動も同様にあちこちで見かける。特にワクチン接種を終えた年寄りなどはここぞとばかりに旅行や行楽地に出没しているのは大きな間違いだ。実際、年寄りからワクチン接種した甲斐があって年寄りの重症化、死亡率は下がっているではないか。若い世代を差し置いて先に接種できた恩恵が発揮されているのである。
この福島市の作戦が今後どう出るか楽しみである。
by water-ringo | 2021-08-11 07:24 | 日々雑感
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